それが玄徳さんの美徳であり、これが実にじれったい。壁越しのスチルはまさに玄徳さんにこそふさわしく、いつどんなときでも良識ある人間であろうとするし相手の事情も推し量ることができる、本当に真面目なキャラだな。 とこのときは思っていた。
「三国志に似ている世界」にトリップしているので長板でも妻子はいないし結婚などないだろうと思ってばかりいたのですが、唐突に縁談が舞い込んできてビックリ。で、尚香がめちゃめちゃかわいくてビビる。（花ちゃんも私も）
そしてこの頃からお顔が険しくなられる。とっても格好いい。結婚式の正装はいつものお父さん波感じる牧歌的な出で立ちとはまるで違っていて、見事に突き放された感じだった。

エンディング直前からは「？！」の連続だった。
そんなに恋情が募っていたなんて思ってなかった。（花ちゃんも私も）
とにかく急にそんな甘い展開になるなんて思っていなくて「え？待って、え？」状態だったので「悪い、待てない」は心臓に悪かった。今までどれだけ抑え込んでたんだ。
さらにエンディングでは、夜な夜な部屋に入ってきて花ちゃんの唇を奪っていることも判明。ここまでくると怖い。今までどれだけ…いや…抑えきれてないジャン！　もうそこで、起こしちゃえよ！
彼女のためになることを考えた結果が「帰りたいところへ帰す」ということなんだろうけど、彼女の気持ちを考えてあげるのが下手くそ。エクストラにあった婚約宣言といい不器用すぎる。
たぶん、子どもが産まれたとして、芙蓉姫に言われたようなことをまたやる。あいつのためとかいって勝手なことをして怒られてそう。花ちゃんにも子どもにもやる。
でもそれが玄徳さんの人徳の源っぽい。
エンディングを迎えてから甘くなるのは公瑾もですが、公瑾は「気づいてない→大きな闇があってそれどころじゃなかった」のに対し、玄徳は彼と違って「ずっと好きでした」状態なので、２週目は「あ〜こいつここでこんだけ我慢してんだな…」「こんなこといってるけどさあ…」という楽しみ方ができて美味しいですね！